この地でお茶を作る
ということ
水俣川の源流、標高580mの石飛高原でお茶作りを始めて、三代目。第二開拓団であった初代は、標高が高く、辺鄙なこの地で何を作れば良いものか、試行錯誤の連続だったそうです。
そしてたどり着いたのが、軽量で町にも運びやすい「お茶」でした。ですが、当時の水俣の食品に対してのイメージの悪さと、お茶の産地としての知名度のなさから苦戦の日々…。そのイメージの払拭と環境への取り組みとして1979年以降、無農薬・無化学肥料へと転換。今では自然と寄り添うお茶作りに取り組まれています。
そしてたどり着いたのが、軽量で町にも運びやすい「お茶」でした。ですが、当時の水俣の食品に対してのイメージの悪さと、お茶の産地としての知名度のなさから苦戦の日々…。そのイメージの払拭と環境への取り組みとして1979年以降、無農薬・無化学肥料へと転換。今では自然と寄り添うお茶作りに取り組まれています。
お茶を育てるには、
山も育てる
「良いお茶を作るには、良い山がなくてはならない」と天野さんは言います。そもそも、良いお茶というのはどのようなお茶のことをいうのだろう…それは、過剰に人が介入しない環境で育ち、その土地の風土が育んだ生命力豊かなお茶のことなのかもしれません。
お茶の畑を耕し育てることだけでなく、その畑のある山や環境のことにも目を向ける。
人が手入れをしなくなった山林や山里の管理など、天野さんの視線はその先の未来へと向けられています。
お茶の畑を耕し育てることだけでなく、その畑のある山や環境のことにも目を向ける。
人が手入れをしなくなった山林や山里の管理など、天野さんの視線はその先の未来へと向けられています。
天の製茶園では、お茶に限らず、地域の環境や
そこで暮らす人々との関りも大切にされてありました。
常にアンテナを張り、心惹かれる方向へ出向く。
天の製茶園の独創性のあるお茶達は、そんな好奇心のたまものなのです。
- 1.山の斜面をそのまま活かした茶畑が特徴的。
- 2.親子の関係が伝わる真剣な表情の二人。
- 3.お子さんたちが描いたほっこりする出荷BOX。
- 4.作業効率を考え、家族で機械を配置。
- 1.山の斜面をそのまま活かした茶畑が特徴的。
- 2.親子の関係が伝わる真剣な表情の二人。
- 3.お子さんたちが描いたほっこりする出荷BOX。
- 4.作業効率を考え、家族で機械を配置。
- 5.25年ぶりに開催された「だいごろ祭」。準備のために集落の仲間が集う。
- 6.「和紅茶サミット」にも出店。人だかりができ大盛況。
常に何かワクワクすることを考えている天野さん。
水俣をどのように盛り上げていくか、お茶のことだけではなく取材の随所で地域の行く末を見据える姿が垣間見えました。
大きめのマグカップ
たっぷりお茶を飲みたい天野さんは大きめのマグカップを愛用中。これでも足りない時は茶碗で飲むことも。