生産地を訪ねて

お茶の名産地・八女でおいしいお茶つくっています! 牛島製茶

エピソード1 牛島製茶と深蒸し茶

大正10年に創業した牛島製茶。
現在の「深蒸し製法」を行うようになったのは、三代目・牛島敏博さんが静岡でお茶の修行をされていた際、深蒸し茶のおいしさに魅了されたのがきっかけだったそうです。「どうせやるなら、八女のどこにでもあるお茶ではなく、特徴のあるお茶で勝負したい」と決意し、当時の八女では珍しかったこの製法に挑戦。
しかし、通常の煎茶と違い、深蒸しの特徴でもある細かな茶葉は九州ではなじみが薄く、当時はお客様に理解してもらうのに、大変苦労されたとのこと。
銘茶として定着した今も、「長く蒸した茶葉にこそ、おいしさがある」という信念のもと、お茶作りに取り組まれています。

エピソード2 一生懸命作ったお茶だから

「自らが丹精込めて育て、一生懸命に作り上げたお茶だからこそ、自らの手でお客さまに届けたい」との思いから、協力してくれる生産者と共に栽培、製造、仕上げ、販売まで一貫して行っていらっしゃいます。
また、店舗販売はもちろん、近年では「知って欲しい」「飲んで欲しい」「来て欲しい」という想いで作られた、日本茶カフェを併設した店舗も人気で、新しいファンが増えています。

牛島製茶のしごと

牛島製茶では、栽培~加工、販売まで一貫して行われている為、
お茶が店頭に並ぶまでの様々な場面を垣間見ることができました。

  • 01
  • 02
  • 1.八女の豊かな自然の中、美味しいお茶が育まれてゆく。
  • 2.お茶屋に欠かせない出荷時の荷印。使い込まれ味がある。
  • 03
  • 04
  • 3.原料や商品を保存する冷蔵庫。夏場もひんやり。
  • 4.信頼のおける業者さんと。この日は黒米(新商品に使用)がちょうど納品。
  • 05
  • 06
  1. 1.八女の豊かな自然の中、美味しいお茶が育まれてゆく。
  2. 2.お茶屋に欠かせない出荷時の荷印。使い込まれ味がある。
  3. 3.原料や商品を保存する冷蔵庫。夏場もひんやり。
  4. 4.信頼のおける業者さんと。この日は黒米(新商品に使用)がちょうど納品。
  5. 5.来店される方に、美味しいお茶でおもてなし。(牛島製茶本店)
  6. 6.黙々と手際よく詰め作業が行われていく。

お茶に関する活動やお仕事以外の一面もご紹介!牛島啓太さんってどんな人?

「根は真面目。家に帰ると無口」の牛島さんの言葉どおり、表の賑やかな印象とは裏腹に、勉強している姿は見せたくない隠れ研究家の一面も。

牛島啓太さんの写真

忙しい仕事の合間を
見ながら日々勉強は
欠かしません!
甘いものが大好きな牛島さん。
夏バテ防止にと、
カロリーを補充中!
  • お茶への探求心から
    お茶インストラクターも取得。
  • 9月に行われる
    「全国茶審査技術競技大会」に
    向け特訓中!
  • 牛島製茶オリジナルのユニホームまで!
    休日はお子さんの
    サッカーの試合や、
    自らもサッカーを楽しむ。

おすすめの茶道具

「玄」 KURO

福岡県茶業青年団が研究を重ね完成させた常滑焼の急須。牛島さんも愛用!細部にこだわり、美味しいお茶が手軽に淹れられる。緑茶だけでなく、紅茶やウーロン茶も楽しむことが出来る。