チャノキには数多くの品種があり、現在は60種以上にも上る。原料となる品種は、煎茶用、玉露・碾茶用、釜炒り茶用、さらに紅茶に適した品種があります。
玉露・碾茶用の品種
覆いをかけて栽培するので、遮光に対する育成適応性があります。また葉の緑が鮮やかなのが特徴です。
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こまかげ
玉露にすると色沢が明るく香気が良く、滋味濃厚。煎茶としても優良で高値で取引される。
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さみどり
玉露・碾茶用品種で主に、京都、愛知、福岡で生産されている。
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あさひ
釜炒り茶用の品種
いわゆる釜香の出具合が良いことです。
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やまなみ
独特の香味があり、すっきりとした味わいにほのかな甘味が加わり非常に上品な風味がある。
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たかちほ
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うんかい
紅茶用の品種
日本では珍しいアッサム系の品種が多い。カテキンが豊富です。
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べにふうき
紅茶用に開発された品種。発酵性が良く、水色は深紅で、独特のうまみがある。
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べにほまれ
煎茶用の品種
煎茶ならではの味・香りに優れています。
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さやまかおり
濃厚な香気が特徴で、カテキン含量の多い品種。静岡県・埼玉県・三重県などが主な産地。
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やぶきた
煎茶として優良で、日本で最もポピュラーな品種。耐寒性や病気にも強い。
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つゆひかり
色と甘味が秀逸。日本茶AWADなどで近年の活躍が目覚ましく人気のある品種の一つ。
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ゆたかみどり
ほろ苦い味わいの品種。やぶきたにつぎ栽培面積が大きく、多くは鹿児島県で栽培される。
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さやまみどり
在来種
日本古来より山里に自生する野生種のことで、現在では全国の茶畑全体の約3%と貴重な品種となった。香りが強く、すっきりとしながらも野性的で素朴な風味が特徴。
やぶきた、やまなみ、
さやまかおり、つゆひかり、
在来種は
tumuguのほうじ茶にも使用されています。
やぶきた、やまなみ、
さやまかおり、つゆひかり、
在来種は
tumuguのほうじ茶にも使用されています。