tumuguスタッフが綴るほうじ茶のこと、日常のこと。
種から芽吹く植物の力強さ
今年1月に宮﨑茶房を訪れた時に、茶畑に落ちているお茶の実を許可をいただいて拾ってきました。
左の状態の実の中に、右のようにだいたい3つの種子が入っています。
拾ったのは「在来種(ざいらいしゅ)」の茶畑。
在来種とは、「やぶきた」「やまなみ」など品種名がつくものではなく、日本古来より山里に自生する野生種のことで、現在では全国の茶畑全体の約3%と貴重な品種となっています。
種から植える在来種は根が3メートル以上伸びることもあるそうで、とても力強く育つのです。
宮﨑茶房で育った在来種はtumuguのほうじ茶にも使用されています。
それから数か月経った自粛期間中の4月中旬、ひっそりとチャの種をいくつか植えてみました。
観察すること約1ヵ月、小さな小さなチャノキの芽が顔を出しました!
さらに、種を拾って約半年後の現在では10個ほど植えた種のうち3つが芽を出しすくすくと育っています。
一番に芽を出したチャノキ、根は10cmほどありこの鉢ではすでに窮屈そうです。
私たちの生活は種を拾った1月には想像も出来なかった生活様式になりましたが、お茶はそんなことはつゆ知らず、種から芽を出し根を伸ばし すくすくと成長しています。
暗い気持ちになりがちなご時世ですが、必要な環境をさえあれば着々と成長していくたくましい植物の姿に希望を感じます。
力強い自然の恵みを想い、取り入れてみると、すこし勇気をもらえる気がしてきます。
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